Les saveurs du Japon. Un cadeau plein d’attention.
Kaneshichi Shoten

鰹節ができるまで

鰹(カツオ)と向き合い、時間を重ねる仕事。

鹿児島県枕崎市。 金七商店では、鰹(カツオ)と向き合いながら、一つひとつの節を仕上げています。 魚が届き、火を入れ、時間を重ね、食卓へ届くまで。鰹節は、自然と人の仕事によって生まれます。

そもそも、鰹節とは。

鰹節は、鰹(カツオ)を加工し、時間をかけて仕上げる日本の伝統食品です。料理に使うことで、香りやうま味を加え、和食を支えてきました。

金七商店では、素材を見極め、火、煙、カビ、自然の力を借りながら、一つひとつの節を仕上げています。

すべては、海から始まる。

鰹節づくりの始まりは、鰹(カツオ)を見ることです。

同じ種類の魚でも、季節や大きさ、状態によって表情は変わります。良い節を造るためには、まず素材と向き合うことから始まります。

01

枕崎の海

02

港と漁船

03

鰹(カツオ)

鰹(カツオ)を見る。

どの鰹(カツオ)を使うか。どのような節になるのか。

製造の最初から、仕上がりを想像しながら仕事は始まります。

01

鰹(カツオ)を見る

節の形を造る。

鰹(カツオ)は、そのままでは鰹節にはなりません。

頭を落とし、身を分け、骨を取り除く。後の工程で美しい節になるよう、丁寧に整えていきます。

01

切る(相断ち)

02

煮る

03

骨抜き

04

整える

煙と時間が、節を造る。

焙乾。

薪を燃やし、煙をまとわせながら、水分を少しずつ抜いていく工程です。

一度では終わりません。火と煙を重ねることで、鰹節独特の香りと保存性が生まれます。

01

火

薪を燃やす。

02

煙

節に煙をまとわせる。

03

時間

水分を少しずつ抜く。これで荒本節の完成(世の中の鰹節の約90%がこの節)

04

削る

05

カビ付け・発酵

時間をかけてゆっくりとうま味成分を熟成

節の表情を見る。

工程が進むほど、節の状態を見ることが重要になります。

カビの状態、乾燥具合。形。香り。一つひとつ確認しながら、カビを育てていきます。

時間と微生物の仕事。

本枯節づくりで重要な工程の一つが、カビ付けです。

カビ付けと天日干しを繰り返しながら、節の水分を整え、風味を深めていきます。

01

カビ付けされた節

02

棚で時間を重ねる

自然の力を借りる。

人がすべてをコントロールすることはできません。

太陽。風。湿度。自然の変化を受け入れながら、節は少しずつ完成へ近づいていきます。

01

天日干し(または温度・湿度調整)

02

枕崎の空と風

最後に判断するのは、人。

鰹節づくりは、決められた工程をただ繰り返す仕事ではありません。

今日は進めるべきか。もう少し待つべきか。

節を見る。触れる。経験から判断する。その積み重ねが、一本の節になります。

01

節を見る、触れる

02

四代目・瀨﨑祐介

特別なことではなく、必要なこと。

私たちにとって、これは特別なことではありません。鰹節を造るために必要なことを、一つひとつ続けているだけです。

魚を見ること。火を見ること。節を見ること。

先人から受け継いだ仕事を、次の世代へつないでいく。それが、金七商店の日々の仕事です。

時間が生んだ一本。

多くの工程と時間を経て、一本の本枯節になります。

削る前の姿には、海、火、煙、微生物、自然、そして人の判断が積み重なっています。

削るところまでが、鰹節。

鰹節は、完成した瞬間が終わりではありません。

削られることで香りが生まれ、料理になることで役割を果たします。

01

削り器と手

02

削りたての鰹節

最後は、食卓へ。

鰹節が私たちの記憶に残してきたものは、味だけではありません。

削る音。料理を待つ時間。食卓を囲む会話。

金七商店は、そんな時間まで次の世代へ届けたいと考えています。

01

出汁(だし)と味噌汁

02

冷奴と鰹節

02

鰹節のある食卓

鰹節づくりについて。

一節から、食卓へ。